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履歴書NGワード集。評価を下げる言葉と、好印象に変える「言い換え」術

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転職活動(中途採用)において、履歴書はあなたの「第一印象」を決める重要な書類です。採用担当者は、そこに書かれた職務経歴やスキルだけでなく、その「言葉遣い(書き方)」からも、あなたの「ビジネススキル」や「仕事への姿勢」を厳しくチェックしています。

「この言葉遣いで、マイナスの印象を与えないだろうか?」と不安になることはありませんか。

新卒の就職活動とは異なり、中途採用(転職)では、「学生気分」が抜けていない「受け身」の言葉や、ご自身の強みを具体的に伝えられない「曖昧(あいまい)」な言葉は、それだけで評価を下げる原因となります。

ここでは、転職者が履歴書で使ってはいけない「NGワード」と、それを採用担当者に響く「OKワード」に言い換えるテクニックを詳しく解説します。


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1. 【受け身系NGワード】「学びたい」「頑張ります」

転職(中途採用)で求められるのは、原則として「即戦力」です。企業は学校ではありません。お金を払って「学んでもらう」場所ではなく、「貢献してもらう」場所です。

「学びたい」「頑張ります」といった言葉は、熱意のように見えて、実は「受け身(学生気分)」の姿勢と見なされる、最も危険なNGワードです。

NGワード:「学ばせていただきたい」

  • なぜNGか:「教えてもらう」という姿勢は、即戦力を求める中途採用の場では評価されません。
  • OKな言い換え→ 「(前職のスキル)を活かして、〇〇の分野で貢献したい」→ 「(貴社の〇〇という技術を)習得し、即戦力として貢献したい」(※「学ぶ」ではなく「習得する(=自ら盗む、戦力になるために)」という、主体的な言葉を使います)

NGワード:「精一杯頑張ります」「努力します」

  • なぜNGか:「頑張る」のは当たり前であり、具体性がゼロです。「何を、どう頑張るのか」が伝わりません。
  • OKな言い換え→ 「(具体的な行動)を実行し、〇〇(成果)に貢献します」→ 「(前職の〇〇の経験を活かし)〇〇(目標)を達成します」(※「頑張る」という「気持ち」ではなく、「何をするか(行動)」を伝えます)

2. 【曖昧(あいまい)系NGワード】「コミュニケーション能力」

「コミュニケーション能力」や「リーダーシップ」といった言葉は、履歴書で非常によく見かける言葉です。しかし、これらは「曖昧(あいまい)」すぎて、採用担当者には何も伝わりません。

採用担当者が知りたいのは「能力の名前」ではなく、「その能力を発揮した具体的な事実(エピソード)」です。

NGワード:「コミュニケーション能力があります」

  • なぜNGか:具体的に「何が」できるのかが全く分かりません。「人と話すのが得意」なのか、「調整役が得意」なのか、「傾聴力がある」のか、人によって解釈が異なります。
  • OKな言い換え→ 「(前職では)他部署と連携し、〇〇(課題)の解決に貢献しました」(協調性・調整力をアピール)→ 「お客様のニーズを正確にヒアリングし、〇〇(商品)の提案で、売上前年比〇%を達成しました」(傾聴力・提案力をアピール)

NGワード:「リーダーシップがあります」

  • なぜNGか:役職がなかった場合、信憑性(しんぴょうせい)がありません。
  • OKな言い換え→ 「(役職はなかったものの)〇名の後輩指導(OJT)を担当し、チームの離職率低下に貢献しました」(指導力をアピール)→ 「〇〇プロジェクトにおいてサブリーダーとして、タスク管理を担当し、納期遵守に貢献しました」(計画性・実行力をアピール)

3. 【ネガティブ系NGワード】「(退職理由が)人間関係で」「給与に不満で」

履歴書の職歴欄や、面接で「退職理由」を伝える際、ネガティブな言葉をそのまま使うのはNGです。採用担当者は「この人は、入社しても同じ不満を言うのではないか」と懸念(けねん)します。

NGワード:「人間関係が悪かった」「上司と合わなかった」

  • なぜNGか:「他責(たせき)=他人のせいにする」傾向があり、「協調性がないのでは」と判断されます。
  • OKな言い換え(ポジティブな目的に変換)→ 「よりチームワークを重視し、活発に意見交換ができる環境で働きたいと考えたため」→ 「(個人の成果だけでなく)チーム全体で目標達成を目指す御社の社風に魅力を感じたため」

NGワード:「残業が多かった」「給与が安かった」

  • なぜNGか:仕事への意欲よりも、「条件面」ばかりを気にする人だと判断されます。
  • OKな言い換え(ポジティブな目的に変換)→ 「業務の効率化を重視し、生産性を高める働き方ができる環境に移りたかったため」→ 「自身の上げた成果やスキルが、より正当に評価される環境で、さらに上のレベルに挑戦したいと考えたため」

4. 【要注意】その他、履歴書で避けるべきNGワード

NGワード:「(書き言葉で)御社(おんしゃ)」

  • 「御社」は、面接などで使う「話し言葉」です。
  • 履歴書や職務経歴書、メールなどの「書き言葉」では、**「貴社(きしゃ)」**を使うのが正しいビジネスマナーです。

NGワード:「〜など」

  • (NG例):「ExcelやWordなどのPCスキルがあります」
  • (NG例):「営業やマーケティングなどを担当しました」
  • なぜNGか:「など」とぼかすと、具体的に何ができるのかが伝わりません。「Excel(VLOOKUP関数、ピボットテーブル)、Word(ビジネス文書作成)」のように、具体的に列挙する方がアピールになります。

NGワード:「〜と思います」「〜のようです」

  • なぜNGか:語尾が弱く、自信のなさが伝わります。「自分の経験なのに、なぜ他人事(ひとごと)のようなのか」と、主体性を疑われます。
  • OKな言い換え→ 「〜です」「〜しました」「〜と考えています」「〜と確信しています」(※断定的な、自信のある表現を使います)

5. 結論。「言葉選び」は、あなたの「ビジネススキル」

履歴書で使う「言葉」は、あなた自身の「ビジネススキル」や「論理的思考能力」を映す鏡です。

「この人は、受け身(学生)か? 主体的(社会人)か?」

「この人は、曖昧か? 具体的か?」

「この人は、他責か? 自責(前向き)か?」

採用担当者は、あなたの「言葉選び」から、これらの点を無意識のうちに判断しています。

NGワードを避け、ご自身の経験や熱意を、具体的かつ主体的な「貢献できる言葉」に「翻訳」する。その「ひと手間」が、書類選考を通過するための鍵となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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