履歴書の「書き方」。ローソン(バイト・パート)応募で採用担当者が見るポイント
ローソン(LAWSON)は、学生から主婦(主夫)、シニア層まで、幅広い世代に人気のある主要な勤務先の一つです。しかし、「コンビニの仕事だから」と履歴書を適当に作成してしまうと、多くの応募者の中に埋もれてしまいます。
採用担当者(主に店長やオーナー)は、履歴書一枚から、あなたが「お店に必要な人材か」を厳しくチェックしています。
ここでは、ローソンへの応募(アルバイト・パート)において、採用担当者に「この人に会ってみたい」と思わせる、履歴書の「書き方」の重要なポイントを詳しく解説します。
1. 最重要!「本人希望欄」の書き方(シフトの伝え方)
ローソンのような24時間・年中無休のシフト制の職場において、採用担当者が最も知りたい情報は、**「あなたが、いつ、どれくらい働けるのか」**です。
ここの書き方が曖昧(あいまい)だと、採用担当者は面接に呼ぶべきか判断できません。
NGな書き方
- 「特になし」→ 熱意が低い、あるいは「何でも良いのか」と誤解されます。
- 「貴社の規定に従います。」→ これは、勤務時間がある程度決まっている正社員(中途採用)の書き方です。シフト制の応募では不適切です。
- 「週3日希望」→ これだけでは、「何曜日の」「何時から何時まで」働けるのかが全く分かりません。
OKな書き方(具体的・明確に)
ご自身が勤務可能な曜日や時間帯を、できるだけ具体的に記載します。
【書き方 例文1:学生の場合】
「週3〜4日の勤務を希望します。
勤務可能時間:
・平日:17:00〜22:30
・土日祝:8:00〜17:00
(※テスト期間中は、シフトを週1〜2日に調整希望です)」
【書き方 例文2:主婦(主夫)の場合】
「週4日(月・火・木・金)の勤務を希望します。
勤務可能時間:9:00〜15:00
(※水曜・土日は休みを希望します)
(※子どもの急な発熱などで、お休みを相談する可能性があります)」
【書き方 例文3:フリーター・深夜勤務希望の場合】
「週5日のフルタイム勤務(または、深夜勤務)を希望します。
早朝(6:00〜9:00)、深夜(22:00〜翌6:00)の時間帯も勤務可能です。
土日祝も問題なく出勤できます。」
2. 「志望動機」の書き方(ローソンならではの理由)
採用担当者は、志望動機から「なぜ、他のコンビニや飲食店ではなく、ウチ(ローソン)を選んだのか」という「熱意」を見ています。
「家が近いから」「時給が良いから」というのは、最も多い理由ですが、それだけを正直に書くのはNGです。
NGな書き方
- 「家から近いため、通いやすいと思いました。」
- 「時給が良かったため、応募しました。」
OKな書き方(「家が近い」+「α」の理由)
「家が近い」という事実は、「長く続けてくれそう」という大きなアピールポイントです。それを隠す必要はありませんが、必ず**「前向きな理由」**を付け加えましょう。
【書き方 例文1:利用経験をアピール】
「自宅から近いため、貴店(〇〇店)をよく利用しています。いつもスタッフの方が明るく挨拶されているのが印象的で、私も地域のお客様に喜ばれる接客がしたいと思い、志望しました。」
【書き方 例文2:商品・サービスへの興味をアピール】
「ローソンの『ウチカフェ』シリーズ(または、からあげクン、Lチキなど)が好きで、新商品にも関心があります。お客様に商品の魅力をお伝えする仕事に興味があり、応募しました。」
【書き方 例文3:接客への意欲をアピール】
「接客業は未経験ですが、人と接することが好きで、地域の方々の生活の役に立つ仕事がしたいと考え、志望しました。自宅から近いため、長期的に貢献できると考えています。」
3. 「自己PR・長所」の書き方(ローソンで活かせる強み)
採用担当者は、「この人は、コンビニ業務(レジ、品出し、清掃、接客)をきちんとこなせるか」という視点で、あなたの「強み」を見ています。
ローソン業務で求められる「強み」の例
- コミュニケーション能力、明るさ(接客、挨拶)
- 責任感、正確性(レジでのお金の取り扱い、発注業務)
- 体力、機敏さ(長時間の立ち仕事、品出し、清掃)
- 協調性(他のスタッフと協力して店を回す)
NGな書き方(アピールとして弱い)
- 「私の長所は、優しいところです。」
- 「特技は、〇〇(業務と無関係な趣味)です。」
OKな書き方(仕事に結びつける)
【書き方 例文1:責任感をアピール】
「私の長所は責任感があることです。学生時代は〇〇部で会計(または、備品管理)を担当し、ミスがないよう常に確認を徹底していました。レジ業務なども、正確に行う自信があります。」
【書き方 例文2:体力をアピール】
「中学から高校まで〇〇(運動部)を続けており、体力には自信があります。立ち仕事や、早朝・深夜の勤務も問題ありません。」
【書き方 例文3:協調性をアピール】
「人のサポートをすることが得意です。前職(または学校)では、常に周囲の状況を見て、忙しい人の手伝いをするよう心がけていました。」
4. 「職歴」欄の書き方(経験者のアピール)
もし、あなたがコンビニ、スーパー、飲食店、その他接客・販売業の経験者であれば、それは採用において非常に大きなアドバンテージとなります。
必ず、職歴欄に正確に記載しましょう。
【書き方 例文】
2023年 4月 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(〇〇店) 入社(アルバイトとして)
(レジ、接客、品出し、発注業務を担当)
2024年 10月 一身上の都合により退社
(※もし、全く職歴(アルバイト経験)がない場合は、正直に「なし」と記載し、その分「自己PR」や「志望動機」欄で、あなたの「意欲」や「人柄(強み)」をしっかりアピールすることが重要です。)
5. 結論。丁寧な「書き方」が、あなたの「真剣度」を伝える
ローソン(コンビニ)の仕事は、「誰でもできる」ように見えて、実は接客、レジ操作、品出し、清掃、発注、時には揚げ物などの調理までこなす、非常にマルチタスクな能力が求められる仕事です。
採用担当者(店長)は、「この人は、責任感を持って、シフト通りに、長く働いてくれるか」を、履歴書の「書き方」から見抜こうとしています。
「家が近いから、適当に書けば受かるだろう」という姿勢で作成した雑な履歴書は、すぐに見抜かれます。
あなたの「強み(働ける時間、人柄、責任感)」が明確に伝わるよう、一つひとつの項目を丁寧に作成することが、採用を勝ち取るための最も確実な一歩となります。





