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履歴書写真で「ネクタイなし」はアリ? 転職(中途採用)での服装マナー

keireki0530
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履歴書に貼付する証明写真は、採用担当者があなたの「第一印象」を決める重要な要素です。文字情報だけでは伝わらない「人柄」や「清潔感」、「ビジネスパーソンとしての常識」が、この一枚の写真から判断されます。

転職活動(中途採用)において、「応募先の社風が自由だから」「クールビズが浸透しているから」といった理由で、「ネクタイなし(ノーネクタイ)」のスタイルで撮影しても良いものか、迷う方は少なくありません。

ここでは、履歴書写真における「ネクタイなし」の服装が、選考にどのような影響を与える可能性があるのか、その判断基準とマナーについて解説します。


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転職活動における服装の「絶対の基本」

まず、中途採用の履歴書写真における服装の「絶対の基本」は、**「スーツにネクタイ」**スタイルです。

なぜなら、履歴書はあなたの「個性」や「ファッションセンス」をアピールする場ではなく、「ビジネスパーソンとしての常識(TPO)」や「仕事への真剣度」を伝えるための「公的な応募書類」だからです。

応募先の企業がどれほどカジュアルな服装(私服勤務など)を許可している会社であったとしても、応募・選考という「フォーマルな場面」では、最も礼儀正しい服装であるスーツとネクタイを選ぶことが、最もリスクがなく、誰に対してもマイナスの印象を与えない、唯一の安全策となります。


「ネクタイなし」が与える可能性のある印象

では、「ネクタイなし」の証明写真は、採用担当者にどのような印象を与える可能性があるのでしょうか。

もちろん、採用担当者や企業の文化によって受け取り方は異なりますが、以下のようなネガティブな印象を持たれるリスクが常にある、ということを理解しておく必要があります。

  • 「だらしない」「清潔感がない」ネクタイを外しただけ(クールビズスタイル)の場合、シャツの第一ボタンをどうするか、襟(えり)がヨレていないかなど、かえって着こなしが難しくなります。襟元がだらしなく開いていると、一気に清潔感が失われます。
  • 「TPOをわきまえていない」「応募というフォーマルな場面で、なぜネクタイを締めてこないのか」と、社会人としての常識を疑われる可能性があります。
  • 「入社意欲(志望度)が低い」「服装に手を抜いている」=「自社への志望度が低いのではないか」と、熱意を疑われることにも繋がりかねません。

「ネクタイなし」を選ぶことは、**「減点される可能性のある賭け(ギャンブル)」**であると認識すべきです。


業界・職種別の「ネクタイなし」の許容度

とはいえ、業界や職種によっては「ネクタイなし」が許容される、あるいは、むしろ推奨されるケースもごく稀にあります。

1. IT・Web・クリエイティブ業界

社風が自由で、私服勤務が一般的なこれらの業界では、「ジャケット+シャツ(ネクタイなし)」のスタイルでも、大きなマイナスにはならない可能性はあります。

しかし、その場合でも、襟がしっかり立つシャツ(ボタンダウンなど)を選び、襟元がだらしなくならないよう細心の注意が必要です。

2. アパレル業界

「あなたのセンスが見たい」という理由で、あえて「私服で」「あなたらしい服装で」と、写真について指定がある場合があります。この例外的なケースに限り、スーツ以外の服装(ネクタイなし)が適切となります。

3. 金融・公務員・不動産・伝統的なメーカーなど

これらの「堅実さ」や「信頼性」を重視する業界では、「ネクタイなし」は絶対にNGです。 スーツにネクタイ着用が必須のマナーとなります。


アルバイト・パート応募の場合の服装

転職(正社員)ではなく、アルバイト・パートの応募に使う履歴書の場合は、どうでしょうか。

この場合、スーツとネクタイ着用は、必須ではありません。「丁寧すぎる」と見られることもありますが、マイナス評価になることはありません。

ただし、Tシャツやパーカー、スウェットといったラフすぎる私服は絶対にNGです。

最低限、**「白や淡い色の、襟付きシャツ(ポロシャツやブラウス)」**を着用し、清潔感を最優先しましょう。可能であれば、その上にジャケットやカーディガンを羽織ると、より真剣さが伝わります。


結論:迷ったら「ネクタイ着用」が最も安全な選択

採用担当者は、あなたがネクタイをしていなかったからといって、あなたを「個性的だ」とプラスに評価することは、まずありません。しかし、「だらしない」「マナー違反だ」とマイナスに評価する可能性は十分にあります。

一方で、あなたがスーツとネクタイを着用していたとして、IT企業の採用担当者が「堅苦しいから不合格」とすることは、まずあり得ません。「丁寧な人だ」と好意的に受け止めるでしょう。

つまり、「ネクタイをしない」ことにはリスクがありますが、「ネクタイをする」ことにはリスクがゼロなのです。

書類選考を確実に通過するためには、不要なリスクは徹底的に排除すべきです。

応募先の社風がどうであれ、履歴書の写真は「スーツにネクタイ」で撮影する。これが、転職活動における最も安全で、正しい選択と言えます。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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