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履歴書の「入社」と「入職」。正しい使い分けと職歴欄の書き方

keireki0530
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職歴欄で迷う「入社」と「入職」。どちらが正しいか

履歴書の職歴欄を作成する際、会社に勤めた場合は「入社」と書きますが、病院や学校、役所などの場合は「入社」で良いのか、「入職」と書くべきなのか、迷った経験を持つ方も少なくないでしょう。

「たかが言葉の違い」と思うかもしれませんが、採用担当者は、応募者がこうしたビジネスマナーや業界の慣習を正しく理解しているかどうかも見ています。

結論から言いますと、「入社」と「入職」は、応募先の「組織の形態」によって明確に使い分けるのが正しいマナーです。

「入社」と記載するのが正しいケース

「入社」は、文字通り**「会社」に入る場合に使います。

一般的な「営利企業」**がこれにあたります。

  • 「入社」を使う組織の例
    • 株式会社〇〇
    • 有限会社〇〇
    • 合同会社〇〇 など

職歴欄には、会社の正式名称と共に「入社」と記載します。

(記載例:営利企業の場合)

2015年 4月 株式会社〇〇 入社

営業部にて勤務

「入職」と記載するのが正しいケース

一方、「入職」は、「職務に就く」という意味合いで使われ、主に「会社」という形態をとらない「非営利団体」や「公的機関」、そして一部の**「金融機関」**などで使用されます。

  • 「入職」を使う組織の例
    • 病院、クリニック(医療法人〇〇会 など)
    • 福祉施設(社会福祉法人〇〇会 など)
    • 学校(学校法人〇〇学園 など)
    • 役所、官公庁(〇〇市役所、〇〇省 など)
    • 銀行、信用金庫、農協(JA)、生協 など
    • 財団法人、社団法人 など

(記載例:病院の場合)

2018年 4月 医療法人〇〇会 〇〇総合病院 入職

看護部(〇〇病棟)に配属

(記載例:市役所(公務員)の場合)

2016年 4月 〇〇市役所 入職

市民課に配属

(記載例:銀行の場合)

銀行や信用金庫の場合、「入行」「入庫」といった言葉も使われますが、履歴書の職歴欄では「入職」と記載するのが、最も一般的で無難な書き方です。

2017年 4月 株式会社〇〇銀行 入職

〇〇支店に配属

辞める場合は「退社」と「退職」

「入社」「入職」と同様に、辞める場合の記載も使い分けが必要です。

  • **「入社」**した場合 → **「退社」**を使うのが一般的です。(例:一身上の都合により退社)
  • **「入職」**した場合 → **「退職」**を使います。(例:一身上の都合により退職)

ただし、**「退職(しょく)」**という言葉は、「職を退く」という意味であり、営利企業(会社)を辞めた場合にも使える、より汎用(はんよう)性の高い言葉です。

つまり、「株式会社〇〇」を辞めた場合に「一身上の都合により退職」と書いても、全く間違いではありません。

しかし、病院や役所を辞めた場合に「一身上の都合により退社」と書くのは、「会社」ではないため不自然です。

迷った場合や、職歴欄の表記を統一したい場合は、「退職」という言葉を使うと覚えておくと便利です。

なぜ、使い分けが重要なのか

もし、病院や市役所への応募で、前職の病院の経歴を「入社」と書いてしまったら、どうなるでしょうか。

それだけで直ちに不合格になることはないかもしれません。

しかし、採用担当者からは、「ビジネスマナーへの理解が浅い」「注意力が不足している」「自社(の業界)への理解が浅い」といった、マイナスの印象を持たれるリスクがあります。

結論。応募先の「法人格」を確認する丁寧さが鍵

履歴書の「入社」「入職」の使い分けは、応募先が「株式会社」なのか、「医療法人」なのか、「学校法人」なのか、その「法人格」を確認するだけで、誰でも正しく行うことができます。

この「ひと手間」を惜しまない丁寧な姿勢こそが、あなたの信頼性を高め、書類選考を通過するための第一歩となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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