2025.11.06

履歴書の「年」の書き方。西暦・和暦の統一ルールと満年齢の計算方法

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履歴書作成と「年」の表記問題

履歴書を作成する際、多くの応募者が最初に直面する疑問の一つが、「年」の表記方法です。「生年月日は和暦（平成〇年）で書くべきか、西暦（1990年）で書くべきか」「学歴や職歴と混在しても良いのか」といった点は、迷いやすいポイントです。

履歴書は、あなたの経歴を伝える公的な応募書類です。この「年」の表記ルールは、採用担当者にあなたの「丁寧さ」や「ビジネスマナーへの理解度」を伝える、重要な第一印象の一部となります。

ここでは、転職活動（中途採用）において、履歴書の「年」をどのように記載するのが最適なのか、その基本ルールと正しい書き方を解説します。

まず結論から言いますと、履歴書の日付表記は、「西暦」「和暦」のどちらを使用しても、それ自体が間違いになることはありません。

しかし、現代の転職活動（特に中途採用）においては、「西暦（例：2025年）」で統一することを強く推奨します。

ビジネス文書の標準現在のビジネス文書は、A4サイズ・横書きが主流であり、日付表記も「西暦」が一般的です。履歴書もこれに合わせる方が自然です。
職務経歴書との整合性転職活動では、履歴書とセットで「職務経歴書」を提出します。職務経歴書はパソコンで作成するのが一般的であり、通常は西暦で記載します。応募書類全体で表記を統一する観点からも、履歴書を西暦に合わせるのが合理的です。
年齢の直感的な把握採用担当者が、生年月日を西暦で見ることで、応募者の年齢を直感的に把握しやすいというメリットもあります。
元号またぎの簡便さキャリアの中で「平成」から「令和」へ元号が変わった場合、和暦で記載すると時系列が分かりにくくなることがありますが、西暦（例：2019年）で統一しておけば、混乱がありません。

「西暦」と「和暦」のどちらを選ぶかよりも、遥かに重要な絶対的なルールがあります。それは、**履歴書に記載するすべての日付表記を、どちらか一方に「完璧に統一する」**ことです。

このような表記の「混在」が、最も避けるべき状態です。

採用担当者は、日々多くの応募書類に目を通しています。その際、日付の表記が西暦と和暦で混在していると、時系列の把握（「この人は何歳で、何年間この会社にいたのか」）が非常に困難になります。

このような書類は、「読み手への配慮が欠けている」「注意力が不足している」といったマイナスの印象を与えかねず、書類選考において不利に働く可能性があります。

以下の項目すべてで、表記を統一する必要があります。

生年月日とセットで記載する「満年齢」欄。この年齢は、**「履歴書の提出日（郵送なら投函日、持参なら当日）時点」**での年齢を記載するのが正しいルールです。

誕生日を迎える直前に履歴書を作成する場合、特に注意が必要です。

例えば、11月10日が誕生日の人が、11月6日（提出日）に履歴書を提出する場合、その時点ではまだ誕生日の「前」ですので、1歳引いた年齢を記載するのが正解となります。

パソコンで履歴書を作成する場合、横書きのビジネス文書の基本マナーとして、日付や年齢などの数字は「全角（例：２０２５年）」ではなく、**「半角（例：2025年）」**のアラビア数字を使用するのが、最も読みやすく一般的です。

履歴書の「年」の表記は、応募者の「丁寧さ」や「ビジネスマナーへの理解」が表れる部分です。

採用担当者という「読み手」のことを第一に考え、「西暦」で「半角数字」に「完璧に統一」する。この基本ルールを守ることが、あなたの信頼性を高め、書類選考を通過するための確実な第一歩となります。

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