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履歴書の「志望動機」、例文の丸写しが危険な理由と正しい活用法

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「履歴書 志望動機 例文」と検索する心理

履歴書を作成する上で、最も多くの応募者が頭を悩ませる項目が「志望動機」です。ご自身の経歴やスキルは事実として記載できますが、志望動機は「なぜ、その会社でなければならないのか」という熱意と論理性を問われるため、筆が止まってしまうのも無理はございません。

その結果、「履歴書 志望動機 例文」と検索し、参考にできるサンプル(見本)を探すのは自然な行動と言えます。しかし、この「例文」との付き合い方を間違えると、せっかくの応募書類が逆効果になってしまう危険性がございます。

なぜ、そのままの「例文」使用は危険なのか

インターネット上には、職種別や状況別に最適化されたかのような、非常に魅力的な志望動機の例文が溢れています。しかし、それらをそのまま、あるいは一部だけを書き換えて使用することには、大きなリスクが伴います。

採用担当者には「使い回し」が見抜かれている

まず、日々何百通という応募書類に目を通している採用担当者は、インターネット上に出回っている「よくある例文」のパターンを熟知しています。どこかで見たような美辞麗句が並んでいると、「これは本心で書かれたものではない」「自社への熱意が低い」と瞬時に判断されてしまいます。

面接で深掘りされた際に対応できない

もし書類選考を運良く通過できたとしても、面接では必ず「志望動機」について、より深く質問されます。例文を基に作成した志望動機は、ご自身の経験や本心に基づいたものではないため、具体的なエピソードや熱意を伴った回答ができず、結果として信頼を失うことになります。

「例文」から本当に学ぶべきこと

では、履歴書の志望動機の例文は全く役に立たないのでしょうか。そんなことはございません。例文は「答え」として丸暗記するものではなく、「型(ストラクチャー)」を学ぶための優れた「参考書」として活用すべきです。

優れた志望動機には、共通する論理的な「型」がございます。

  1. 企業への共感(Why:なぜ、この企業か)「その企業」でなければならない理由。事業内容、製品、理念、社風など、どこに魅力を感じたのかが具体的に述べられています。
  2. 活かせる経験・スキル(What:何ができるか)ご自身のこれまでの経験やスキルが、応募先企業でどのように活かせるのか、貢献できるポイントが明確にされています。
  3. 将来への貢献意欲(How:どう貢献したいか)入社後、ご自身の能力をどのように発揮し、企業の成長や課題解決に貢献していきたいかという、未来への意欲が示されています。

例文を読む際は、この3つの要素がどのように組み込まれているかを分析し、「型」を抽出してください。

「例文」を「自分の言葉」に変換するプロセス

参考にした例文の「型」を借りて、中身をご自身の言葉に入れ替える作業こそが、オリジナルの志望動機を作成するプロセスです。

  1. 「企業への共感」を自分の言葉にする例文にある「貴社の〇〇な点に魅力を感じ」の部分を、ご自身で企業研究(ホームページ、IR情報、ニュース記事など)を行って見つけた、本当に共感するポイント(「〇〇という新事業の姿勢」「〇〇という独自の技術力」など)に置き換えます。
  2. 「活かせる経験」を自分の言葉にする例文の「前職での〇〇の経験」の部分を、ご自身の具体的なエピソード(「前職で〇〇の課題に対し、〇〇という工夫で〇%改善した経験」など)に置き換えます。
  3. 「貢献意欲」を自分の言葉にする1と2を組み合わせ、「だからこそ、私は貴社で〇〇の分野に貢献できると確信している」という、論理的な結論を導き出します。

履歴書の限られたスペースへの落とし込み

履歴書の志望動機欄はスペースが限られています。この欄には、上記で組み立てた内容の「要点(結論)」を簡潔に記載します。詳細なエピソードや実績は、別途作成する「職務経歴書」で具体的に展開し、役割分担をすることが重要です。

結論。例文は「地図」であり「目的地」ではない

履歴書の志望動機に「正解」の例文は存在しません。例文はあくまで、志望動機という目的地にたどり着くための「地図」や「コンパス」のようなものです。地図の読み解き方(=型)を学んだら、あとはご自身の足(=企業研究と自己分析)で歩き、ご自身の言葉で目的地(=採用担当者に響く志望動機)に到達することが、書類選考を通過する唯一の道となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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