履歴書の「携帯番号」はどこに書く?正しい記載欄と書き方
転職活動における携帯番号の重要性
現代の転職活動において、携帯電話の番号は、企業と応募者がコミュニケーションを取るための最も重要なライフラインです。面接日程の調整、合否の連絡、あるいは不意の確認事項など、迅速なやり取りの多くがこの携帯番号を通じて行われます。履歴書にこの番号をどう記載するかは、基本的なマナーであると同時に、選考をスムーズに進めるための鍵となります。
「携帯番号」を記載する基本の欄
多くの履歴書フォーマット(形式)には、「電話番号」という欄が設けられています。ご自宅に固定電話(イエデン)がなく、携帯電話番号しかお持ちでない場合、この「電話番号」欄にご自身の携帯番号を記載して何ら問題ございません。
採用担当者は、この欄に記載された番号を「応募者と日中最も連絡が取りやすい番号」と認識します。したがって、固定電話をお持ちであったとしても、日中の連絡は携帯電話の方が受けやすいのであれば、携帯番号を記載する方が合理的です。
携帯番号の具体的な書き方
記載する際は、数字を羅列するのではなく、「090-XXXX-XXXX」や「080-XXXX-XXXX」のように、ハイフン(-)で区切って記載するのがビジネスマナーとして一般的です。ハイフンで区切ることで、採用担当者が番号を読みやすく、間違いなく登録できるという配慮になります。番号の前に「携帯」と書き加える必要はございません。
固定電話がなく携帯番号のみの場合
ご自宅に固定電話を設置していない方は年々増えており、企業側もその状況は十分に理解しています。履歴書の「電話番号」欄に携帯番号のみが記載されていても、それが選考で不利になることは一切ございません。最も確実につながる連絡手段を明記することが最優先です。
「電話番号」と「携帯電話」欄が分かれている場合
履歴書の様式によっては、「電話番号」(主に固定電話を想定)と「携帯電話」の二つの欄が設けられている場合がございます。
- 固定電話と携帯電話の両方をお持ちの場合両方の欄にそれぞれの番号を記載します。
- 携帯電話番号のみをお持ちの場合「携帯電話」の欄にご自身の番号を記載します。「電話番号」の欄は空欄にするか、「なし」と一言書き添えておくと丁寧です。
「連絡先」欄の電話番号について
履歴書には「現住所」の電話番号とは別に、「連絡先」欄が設けられていることがあります。これは、現住所以外の場所(例えば、一時的に実家に戻っている場合など)への連絡を希望する際に使用する欄です。現住所に記載した携帯番号で問題なく連絡が取れるのであれば、この「連絡”先」欄の電話番号は空欄、あるいは「同上」と記載すれば結構です。
提出前の最終確認
履歴書を提出する前に、記載した携帯番号に間違いがないか、指差し確認をすることをお勧めいたします。万が一、番号が一桁でも間違っていれば、企業はあなたに連絡を取りたくても取ることができません。このわずかな確認不足が、大きな機会損失につながる可能性がございます。
連絡を受ける準備も忘れずに
履歴書に携帯番号を記載したからには、応募期間中は、知らない番号からの着信にも「応募先企業かもしれない」という意識を持って対応することが望まれます。また、やむを得ず出られなかった場合に備え、必ず留守番電話の設定をしておきましょう。





