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英語の履歴書(英文レジュメ)テンプレートの選び方と活用法

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外資系企業への応募や、海外とのやり取りが多い職務に挑戦する際、英語の履歴書の提出を求められることがあります。この英語の履歴書は「レジュメ(Resume)」と呼ばれ、日本の標準的な履歴書とは根本的に目的や形式が異なります。多くの方が、作成の第一歩として「テンプレート」を探されますが、このテンプレートをいかに賢く選び、活用するかが、書類選考を通過する鍵となります。ここでは、英語の履歴書(英文レジュメ)のテンプレートを選ぶ際のポイントと、その適切な活用法について解説いたします。

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日本の履歴書と英文レジュメの決定的な違い

まず理解すべきは、日本の履歴書が「応募者のプロフィールを網羅的に記載する公的な身上書」であるのに対し、英文レジュメは「応募する特定のポジションに対し、ご自身がいかに適任であるかを積極的に売り込むための広告宣伝資料」であるという点です。したがって、テンプレートを選ぶ際も、日本の履歴書のように決まった形式(JIS規格など)を探すのではなく、ご自身の経歴を最も効果的にアピールできるレイアウトを選ぶ必要があります。

英文レジュメテンプレートの主な形式

英文レジュメのテンプレートには、いくつかの基本的な形式が存在します。最も一般的で広く使われているのが「Reverse-Chronological(逆時系列型)」と呼ばれる形式です。これは、最新の職歴から順に遡って記載していく方法で、ご自身のキャリアの進展を分かりやすく示すことができます。他にも、職務内容やスキルを中心にまとめる「Functional(機能型)」や、両方を組み合わせた「Combination(複合型)」がありますが、特別な理由がない限り、多くの転職者にとっては逆時系列型のテンプレートが最も無難で伝わりやすいでしょう。

テンプレートはどこで入手できるか

英語の履歴書テンプレートは、様々な場所で入手が可能です。最も手軽なのは、マイクロソフト社のワード(Word)や、グーグルドキュメント(Google Docs)といった文書作成ソフトに内蔵されているテンプレート機能を利用する方法です。これらのソフトには、初めから複数の英文レジュメ用テンプレートが用意されており、無料で利用できます。また、インターネット上には、英文レジュメ作成専用のWebサービスや、転職エージェントが提供するテンプレート配布サイトも多数存在します。

テンプレート選びで重視すべき「読みやすさ」

テンプレートを選ぶ際、デザインが派手なものや、色使いが奇抜なものは避けるべきです。採用担当者は非常に多くのレジュメに目を通すため、求められるのは「読みやすさ」と「プロフェッショナルな印象」です。フォントは明朝体(セリフ体)やゴシック体(サンセリフ体)の標準的なものを使用し、余白が適切に取られ、各項目(職務経歴、学歴、スキルなど)が見やすく配置されている、シンプルでクリーンなデザインのテンプレートを選びましょう。

テンプレート利用時の最大の注意点。個人情報

日本の履歴書テンプレートとは異なり、英文レジュメのテンプレートには、顔写真、生年月日、年齢、性別、婚姻状況などを記載する欄は原則としてありません。これらの情報は、採用の公平性を期す観点から記載しないのが国際的な標準です。もしダウンロードしたテンプレートにこれらの項目が含まれていたとしても、ご自身の判断で削除し、記載しないようにしてください。

テンプレートは「土台」であり「中身」が重要

テンプレートは、あくまで書類の「骨組み」や「レイアウト」を整えるためのツールです。選考を通過できるかどうかは、その中にどのような「中身」を打ち込むかにかかっています。特に「職務経歴(Work Experience)」の欄は、単に「〇〇を担当」といった業務内容を羅列するだけでは不十分です。「〇〇を達成した」「〇〇を改善した」といった能動的な動詞(Action Verbs)を用い、可能であれば具体的な数字(売上〇%向上など)を交えて、ご自身の「実績」を具体的にアピールすることが求められます。

応募先に合わせた最適化を忘れない

入手したテンプレートを一度完成させたら、それを全ての企業に使い回すのは賢明ではありません。英文レジュメの目的は、応募先企業が求める人物像に、ご自身が合致していることを示すことです。応募先の募集要項(Job Description)を深く読み込み、求められているスキルや経験に合わせて、強調する実績やスキルの順序を入れ替えるなど、テンプレートを土台にしつつも、応募先ごとに「最適化」する手間を惜しまないでください。

提出時のファイル形式

テンプレートの多くはワード(.docx)形式ですが、Eメールなどで企業に提出する際は、そのままの形式で送ることは避けるべきです。相手の閲覧環境によってレイアウトが崩れてしまう可能性があるためです。作成が完了したら、必ず「PDF形式」に変換(エクスポート)してから提出するのがビジネスマナーです。

まとめ。テンプレートで効率化し、内容に注力する

英語の履歴書テンプレートは、レイアウトを整える時間を大幅に短縮し、応募書類としての「見た目」をプロフェッショナルな水準に引き上げてくれる便利なツールです。しかし、それ自体が採用を保証するものではありません。テンプレートを活用して効率化を図りつつ、最も時間をかけるべきは、ご自身の経験と実績を応募先に合わせて戦略的に記述する「内容」そのものであることを忘れてはなりません。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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