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履歴書の「以上」は必要か。学歴・職歴欄の正しい書き方

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履歴書を作成する際、「以上」という言葉を最後に記載すべきかどうか、迷われる方がいらっしゃいます。これは日本のビジネス文書における慣習の一つであり、履歴書においても特定のルールが存在します。小さな点に見えるかもしれませんが、こうした細部への配慮が、応募者の丁寧さやビジネスマナーへの理解度を示すことにもつながります。ここでは、履歴書における「以上」の適切な使い方について解説いたします。

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ビジネス文書における「以上」の意味

まず、一般的なビジネス文書において「以上」という言葉は、「この書類に記載すべき内容は、ここで全て終わりです」「これ以降に追記や続きはありません」ということを明確に示すための符号として用いられます。これを受け取った側は、文書がその時点で完結しており、情報に漏れや続きがないことを確認できるのです。

履歴書で「以上」を記載する場所

履歴書において「以上」を記載する場所は、主に「学歴・職歴」の欄です。すべての学歴を記載し、続けて職歴を時系列で記載した後、その最終行の次の行に記載するのが、最も一般的で正しい使い方とされています。

学歴・職歴欄への具体的な書き方

学歴・職歴欄の最後の項目(例えば、最終職歴の「一身上の都合により退職」や、在職中の場合の「現在に至る」)を書き終えたら、その一行下の行の、右端(右寄せ)に「以上」と記載します。これにより、「私の学歴と職歴は、ここに記載した内容で全てです」という意味を、採用担当者に明確に伝えることができます。

自己PRや志望動機欄での扱い

では、自己PR欄や志望動機欄といった、文章で記述する項目の最後にも「以上」は必要でしょうか。結論から申し上げますと、これらの欄には通常、記載する必要はありません。なぜなら、これらの項目は多くの場合、枠線で囲われており、その枠内で文章が完結していることが明らかだからです。「以上」は、主に学歴・職歴のように、どこまで続くかが一見して分かりにくい一覧形式の情報の最後、と覚えておくと良いでしょう。

なぜ職歴欄の最後に「以上」を書くのか

学歴・職歴欄の最後に「以上」を記載する最大の理由は、採用担当者に対し、職歴の記載漏れや、別ページに続きがないことを明確に示すためです。もし「以上」という締めくくりがないと、採用担当者によっては、「まだ続きがあるのではないか」「重要な職歴を書き忘れているのではないか」と、わずかながら不安や疑念を抱かせる可能性もゼロではありません。

「以上」の記載は必須項目か

もし履歴書に「以上」を書き忘れてしまった場合、それが決定的な理由となって直ちに不採用となることは、まず考えられません。選考において最も重要なのは、あくまでも応募者の経験やスキル、熱意といった書類の中身です。しかし、ビジネスマナーの一つとして知られており、記載されていることで、より丁寧で完成度の高い応募書類という印象を与えることができます。

まとめ。マナーとしての「以上」

履歴書における「以上」は、必須の絶対的なルールとまでは言えませんが、学歴・職歴欄の最後に右寄せで記載することが推奨される、日本のビジネス慣習の一つです。書類の完成度を高め、採用担当者に丁寧な印象を与えるために、ぜひ覚えておきたいビジネスマナーと言えるでしょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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