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職務経歴書における「プロジェクト規模」の書き方|経験の深さを的確に伝えるコツと記載例

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「職務経歴書にプロジェクト規模って書いた方がいいの?」「チームの人数や予算はどこまで記載するべき?」と悩んでいませんか?

システム開発、コンサルティング、建設、マーケティングなど、プロジェクト型の働き方をしている方にとって、「プロジェクト規模」は、自身の職務経歴を伝えるうえで非常に重要な要素です。

✅ 小規模案件が多い場合はマイナス印象?
✅ チームの人数や予算の書き方が分からない
✅ 自分の関与度が伝わらないのが不安…

こうした疑問に答えるため、この記事では職務経歴書でプロジェクト規模を正確かつ効果的に伝える方法、書き方のコツ、実際の記載例を分かりやすく解説します。


なぜ「プロジェクト規模」を職務経歴書に書くべきなのか?

✅ 1. 担当した業務の“重み”が伝わる

人数、予算、期間、システム規模などを書くことで、どれほどの責任と難易度を伴う仕事だったかが伝わります。

✅ 2. 自分のポジションが明確になる

10人チームのリーダーと、100人チームのメンバーでは、同じ「プロジェクト参加」でも役割の重みが異なります。

✅ 3. 応募先の案件と照らしやすい

採用側は、自社で進行中のプロジェクトとスケール感が合うかをチェックしています。


職務経歴書で書くべき「プロジェクト規模」の要素一覧

要素内容
チーム人数何名で構成されていたか開発チーム:10名(SE2名、PG6名、デザイナー2名)
自分の役割PM、リーダー、サブ、メンバーなどチームリーダーとして5名を管理
開発期間全体または関与期間約10ヶ月(2022年1月〜2022年10月)
予算規模数百万円〜数億円の範囲でOK総予算約8,000万円の案件
対象ユーザー想定規模・業界など月間10万人が利用するECサイト

職務経歴書での「プロジェクト規模」記載例(テンプレート付き)

■ ITエンジニアの場合

プロジェクト名:医療機関向け予約管理システム開発(2022年3月〜2023年1月)

  • プロジェクト規模:開発チーム10名(PM1名、SE2名、PG5名、デザイナー2名)、総予算5,000万円
  • 担当業務:要件定義、API設計、バックエンド実装(Laravel)
  • 成果:既存システムからの移行をスムーズに実施し、ダウンタイム0でリリースを完了

■ プロジェクトマネージャーの場合

プロジェクト名:大手物流企業の基幹システム再構築(2021年4月〜2022年12月)

  • プロジェクト規模:全体35名(開発20名、インフラ5名、品質管理5名、PMO含む)、予算1.8億円
  • 役割:全体の進捗・課題管理、ベンダー調整、品質レビュー
  • 成果:納期遅延ゼロで本番導入を達成。要件追加にも柔軟対応し、顧客満足度向上に寄与

■ マーケティング職の場合

プロジェクト名:新ブランド立ち上げキャンペーン(2022年6月〜2022年9月)

  • プロジェクト規模:社内外メンバー含む12名体制(広告代理店2社含む)/広告予算約3,000万円
  • 担当業務:SNS広告設計、効果測定、プロモーション戦略立案
  • 成果:CTR平均2.3%→3.8%に改善、初月売上150%達成

書き方のポイント

ポイント説明
✅ 数字を使って具体的に人数・期間・予算などを「約○名」「○か月」「○○万円」と記載
✅ 自分の関与範囲を明記チームの一員か、主導的立場かをはっきり書く
✅ プロジェクトごとに統一感を持たせるすべての案件で規模・役割・成果を同じフォーマットで並べると読みやすい
✅ 機密事項には配慮を実名がNGな場合は「大手通信会社」「某金融機関」などでぼかしてOK

小規模プロジェクトしか経験していない場合は?

「人数2~3名程度の案件しか経験していない」という場合でも、担当業務の幅広さや裁量の大きさを強調することで、十分にアピール可能です。

例:
プロジェクト規模:少人数体制(2名)で設計~実装~運用まで一貫対応。
自主的に進捗管理やタスク分担も行い、実質的なリーダーとしてプロジェクトを推進。


まとめ|プロジェクト規模を記載することで、職務経歴に「重み」と「信頼性」が加わる

✅ 職務経歴書において、プロジェクト規模は「自分の経験の深さと広さ」を示す重要要素です。
✅ 人数・予算・期間などの数字は、業務のインパクトを客観的に伝えるツールになります。
✅ 大規模でも小規模でも、自分の立ち位置・工夫・成果を丁寧に説明すれば、十分なアピールに。
✅ 統一したフォーマットと分かりやすい構成で、読み手の想像力を助ける職務経歴書を作成しましょう。

あなたの経験がどれだけ価値あるものかを「規模感」からも伝えることで、採用担当者の信頼を勝ち取る職務経歴書に仕上がります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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