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職務経歴書における「自己PR」の書き方|魅力を最大限に伝えるコツと具体例

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自己PRは職務経歴書の中でも重要なアピールポイント

転職活動において、職務経歴書の「自己PR」欄は自分の強みや人柄を直接企業に伝えられる絶好のチャンスです。これまでどのような仕事をしてきたかだけでなく、どのように考え、どんな姿勢で仕事に取り組んできたのかを言葉で補うことができます。

✅ 実績が少ないけど、自己PRで何を書けばいい?
✅ 職務内容とどう違いを出せばいいの?
✅ 自己PRに書いてはいけないことってあるの?

こういった悩みを持つ方のために、この記事では職務経歴書にふさわしい自己PRの構成方法、注意点、そして職種別の具体例をわかりやすく解説します。


職務経歴書における自己PRの役割とは?

職務経歴書では、基本的に「職務要約」や「業務内容」で過去の経験やスキルを客観的に述べていきますが、「自己PR」ではそれをあなた自身の言葉で補足・強調する役割を担います。

自己PRの主な目的:

  • 強みを明確に伝える
  • 採用担当者に印象を残す
  • 応募企業でどう活躍できるかを示す

自己PRの基本構成(3ステップ)

職務経歴書の自己PRは、以下の流れで構成すると読みやすく、説得力が増します。

① 自分の強み(スキル・経験)を明示

まずは、自分の強みや得意分野を簡潔に提示します。

② 強みの裏付け(経験や成果)を具体的に説明

「なぜその強みを持っているのか」「どんな場面で活かしてきたか」を具体的に。

③ 応募企業での貢献意欲をアピール

その強みを、今後どう活かしたいか、どのように企業に貢献できるかを述べて締めくくります。


自己PRの記載例(職種別)

▶ 営業職の自己PR例

私の強みは、課題解決型の提案営業力です。前職では中小企業向けにITソリューションの提案を行い、顧客の業務効率化ニーズに応じた提案を通じて、年間1億円以上の売上を継続的に達成しました。社内でも常に上位の営業成績を維持し、新人の教育担当も任されました。今後は、これまでの経験を活かし、御社の成長分野における新規顧客開拓にも積極的に貢献してまいります。


▶ 事務職の自己PR例

正確さとスピードを両立した事務処理能力に自信があります。現職では営業部門の事務サポートとして、受発注管理、請求書作成、顧客データ入力などを担当し、年間で処理ミス“0”を継続中です。また、Excelを活用した業務効率化にも取り組み、売上管理表の自動集計を導入。今後は、より幅広い部門でのバックオフィス支援を通じて、企業全体の業務効率向上に貢献したいと考えています。


▶ 販売・サービス職の自己PR例

「また来たい」と思ってもらえる接客を常に意識し、お客様との信頼関係を大切にしています。雑貨店の販売員として勤務する中で、リピーター顧客を多く獲得し、個人月間売上は常に店舗上位を維持してきました。お客様の好みや購入履歴に応じた提案も行い、売上だけでなく満足度向上にもつなげてきました。今後も、お客様一人ひとりに寄り添った接客を武器に、店舗の売上とファンづくりに貢献していきたいと考えています。


▶ ITエンジニアの自己PR例

自ら課題を見つけて解決する提案型エンジニアとして、システムの改善提案を積極的に行ってきました。前職では、老朽化した社内基幹システムのリプレイスにおいて要件定義から保守までを一貫して担当し、業務効率を30%向上させました。今後は、御社のような成長意欲の高い環境で、技術だけでなくユーザー目線でのサービス改善に貢献したいと考えております。


自己PRでやってはいけないNG例

NG内容改善ポイント
抽象的すぎる表現(例:協調性があります)実際に協調性を発揮した具体的なエピソードを入れる
謙虚すぎて何もアピールしていない過度に控えず、自信を持って実績やスキルを伝える
企業への関心が見えない「なぜその企業なのか」「どう活躍したいか」を入れると◎

自己PR欄のボリュームはどれくらいがベスト?

目安は200~400文字程度。
短すぎると印象に残りにくく、長すぎると読み手の負担になります。適度な長さと具体性を意識しましょう。


まとめ|職務経歴書の自己PRで“伝わる強み”をアピールしよう

✅ 自己PRは「強み+実績+貢献意欲」の3点セットで構成すると効果的
✅ 在職中の最新の成果やスキルも、強力なアピール材料になる
✅ 職種ごとに強みは異なるため、エピソードで“あなたらしさ”を出すのがコツ
✅ 企業との接点や今後のビジョンを盛り込むと、より印象的な自己PRになる

自己PRは、自分の「できること」や「強み」を相手にわかりやすく届けるための場です。過去の経験を整理し、自分らしい言葉で、自信をもってアピールしましょう。職務経歴書にあなたの魅力をしっかり反映させることで、転職活動を有利に進めることができます。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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