職務経歴書はワードで作成すべき?効果的な作り方と実践ポイント
職務経歴書は「ワード(Word)」で作るのが主流
転職活動において提出する職務経歴書は、履歴書と並んで重要な書類です。その作成ツールとして最も一般的なのが、Microsoftの**ワード(Word)**です。理由としては、レイアウトの自由度が高く、見た目を整えやすいことや、PDFに変換しやすいことなどが挙げられます。
企業の採用担当者や人材紹介会社の多くも、WordまたはPDF形式での職務経歴書を想定しているため、Wordで作成しておくと汎用性が高く、トラブルも少なくなります。
ワードで職務経歴書を作成するメリット
1. 柔軟なレイアウト設計ができる
Wordは、表の挿入、余白の調整、文字装飾などが簡単に行えるため、自分の経歴に合わせて見やすく整理された職務経歴書を作ることができます。
2. PDF変換がワンクリックで可能
企業に提出する際は、Wordで作成 → PDFで保存するのが一般的です。これにより、レイアウトの崩れやフォントの不具合を防ぎ、どの端末でも同じように表示されます。
3. テンプレートが豊富
Wordには、あらかじめ用意された職務経歴書のテンプレートも多く、転職サイトなどから無料でダウンロードすることも可能です。フォーマットに悩む必要がなく、効率的に作成できます。
職務経歴書をワードで作る際の書き方のポイント
1. 見出しはシンプルに明確に
Wordで作成する場合は、フォントや見出しの階層(スタイル)を統一することで、読みやすさが格段にアップします。
例:
- 【職務要約】
- 【職務経歴】
- 【保有資格】
- 【自己PR】
2. 表形式をうまく使う
職務経歴を表形式でまとめると、期間・会社名・業務内容などが視覚的に整理され、読み手にとって理解しやすくなります。
例:
期間 | 会社名 | 職務内容 |
---|---|---|
2019年4月〜2022年3月 | 株式会社〇〇 | 法人営業、新規開拓、契約管理等 |
※表の罫線は薄めのグレーなどを使うと、印象が柔らかくなります。
3. 文字のサイズ・フォントに注意
推奨フォントは「MS明朝」や「MSゴシック」、「游明朝」など、ビジネス文書として読みやすい書体を選びましょう。本文は10.5〜11ポイント程度が一般的です。
ワードで作成した職務経歴書をPDFに変換する方法
作成したWordファイルは、必ずPDF形式に変換して提出するのがマナーです。理由は、Wordファイルのままだと環境によってレイアウトが崩れる可能性があるためです。
PDF変換の手順(Wordの場合)
- 「ファイル」タブをクリック
- 「エクスポート」→「PDF/XPSドキュメントの作成」を選択
- 「発行」ボタンを押すだけでPDF化完了
これで、送信先でレイアウトが崩れる心配がなくなります。
ワードで作成する際の注意点
- ファイル名には自分の名前を入れる(例:職務経歴書_山田太郎.pdf)
- 不要な改行やスペースを避ける
- 色使いは控えめに(黒・グレー中心)
- 誤字脱字をしっかりチェック
- 印刷して読みやすいか確認する
見た目の整った職務経歴書は、それだけで「きちんとした人」「細部まで気を配れる人」という印象を与えます。
まとめ
職務経歴書は、あなたのキャリアを正確かつ魅力的に伝えるための重要なツールです。その作成には、ワード(Word)を使うのが最も実用的かつ一般的な方法です。構成の工夫やフォーマットの調整がしやすく、PDFへの変換も簡単なので、安心して使えるツールといえるでしょう。
職務経歴書の完成度は、転職活動の第一印象を大きく左右します。ぜひWordを使いこなして、自信を持って提出できる一枚に仕上げてください。