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【採用担当者に伝わる職務経歴書のレイアウト】見やすく、伝わる、好印象を与える書き方のポイント

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転職活動で必須の「職務経歴書」。中身の内容ももちろん重要ですが、実はそれと同じくらい**“レイアウト”**が大きな役割を果たしていることをご存じですか?

採用担当者は1日に何十通もの応募書類を目にします。その中で、「読みやすく、情報が整理されている職務経歴書」は自然と印象に残りやすく、内容も頭に入りやすくなるため、選考通過率に差が出るポイントにもなります。

今回は「職務経歴書 レイアウト」というキーワードをもとに、

  • 採用担当者が「見やすい」と感じる職務経歴書のレイアウトとは?
  • レイアウト作成時の基本構成と注意点
  • フォーマット選びのコツ(Word・PDF・Excelなど)
  • 好印象を与えるデザイン・フォント・余白の使い方
  • レイアウトを意識した職務経歴書の例文付き

をわかりやすく解説していきます。


1. 職務経歴書の基本的なレイアウト構成

まずは基本となるレイアウトの流れを押さえましょう。

✅ 一般的な構成(A4サイズ/1〜2ページ)

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職務経歴書                氏名:山田 太郎
作成日:2025年3月25日
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【職務要約】
→これまでのキャリアを3〜5行で要約。

【職務経歴】
1. 株式会社〇〇(2018年4月〜2024年3月)
 所属:営業部/雇用形態:正社員
 業務内容:
 ・法人営業(新規/既存)
 ・売上管理/提案資料の作成
 ・顧客フォローアップ など
 実績:
 ・年間売上目標120%達成(3年連続)
 ・部内MVP賞を受賞(2023年度)

2. 株式会社△△(2015年4月〜2018年3月)
 所属:販売課/雇用形態:契約社員
 業務内容:
 ・店頭接客、在庫管理、シフト作成 など

【保有スキル・資格】
・Excel(VLOOKUP/ピボットテーブル)
・TOEIC 750点/日商簿記2級

【自己PR】
→強み・仕事への姿勢・成果の背景を記載(6〜10行程度)
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2. 採用担当者が好印象を持つ職務経歴書レイアウトの特徴

ポイント理由
見出しが大きく、太字で統一されている情報の区切りが明確で、視線が迷わない
文字サイズは10.5~11ptで統一読みやすく、PDF出力時にもバランスがよい
左揃え+インデント(字下げ)活用内容の階層構造が明確で、読み手に優しい
空白行・余白を適度に挿入情報が詰まりすぎず、すっきりとした印象を与える
箇条書きを活用業務内容・スキル・実績を簡潔に伝えやすく、視認性が高い

3. レイアウト作成時に使いたいフォント・スタイル

  • フォント:
     推奨:MSゴシック、MS明朝、游ゴシック、游明朝(ビジネス文書向け)
     避けたい:丸ゴシック・明朝体の旧字体など癖のある書体
  • フォントサイズ:
     ・見出し:12〜14pt
     ・本文:10.5〜11pt
     ・余白:上下左右25mm〜30mm程度が読みやすい
  • 強調方法:
     ・見出しは太字+下線も可
     ・過度な色や装飾(赤文字・囲み罫線など)は避ける

4. Word・Excel・PDF:どの形式が適切?

フォーマットメリットデメリット
Word(.docx)フォーマットが調整しやすい/修正が簡単環境によりレイアウトが崩れる場合がある
Excel(.xlsx)表形式で見やすく、事務職や技術職に好まれる書類感が薄くなることがあり、企業によってはNG
PDF(.pdf)レイアウトが崩れず、印刷・保存にも適している内容編集ができないので提出前に十分な確認が必要

▶ 提出はPDFがベスト。編集はWordかExcelで作成し、PDFに変換しましょう。


5. 応募職種に合わせたレイアウト微調整の例

  • 事務職・経理職: 表形式で実績・使用ソフトなどを整理
  • 営業職: 実績を数字とともに強調。目立たせるレイアウトに
  • クリエイティブ職: デザイン要素を加えて個性を表現(※職務経歴書とは別にポートフォリオ提出が必要な場合も)

6. よくあるレイアウトの失敗例

  • 余白が狭く、文字が詰まりすぎて読みにくい
  • 見出しや段落の形式がバラバラ
  • 行間が詰まりすぎていて印刷すると潰れて見える
  • 長文になりすぎて2ページを超える(1〜2枚に収めるのが基本)
  • 内容がないのに枠線や装飾で“ごまかし感”が出てしまう

7. まとめ|「内容」と同じくらい「レイアウト」が重要です

職務経歴書 レイアウト」というキーワードが示すように、職務経歴書は“内容”と“見せ方”のバランスが重要です。特に、読み手である採用担当者のことを考えた**「見やすい・整ったレイアウト」**は、書類選考を通過するうえで欠かせない要素です。


✅ レイアウトで差をつける5つの最終チェックリスト

  1. 情報が整理され、見出し・段落が明確に分かれているか
  2. 文字サイズ・フォント・行間に統一感があるか
  3. 適度な余白と改行で“読みやすさ”が確保されているか
  4. 応募職種に応じてスキル・実績が目立つ構成になっているか
  5. 提出形式はPDFで、レイアウト崩れのない仕上がりになっているか

職務経歴書は、あなたの「仕事力」と「文章力」「気配り力」を伝える名刺のようなもの。読みやすく、伝わりやすいレイアウトで、あなたの魅力を最大限に表現しましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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