職務経歴書における「得意分野」の書き方|強みを最大限に伝える記載ポイントと実例を解説
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応募書類マスター
転職活動に欠かせない「職務経歴書」ですが、その作成方法にはいくつかのフォーマットがあります。中でももっとも一般的で、初心者から経験者まで幅広く使われているのが「編年体式(へんねんたいしき)」です。
この記事では、「職務経歴書 編年体式」というキーワードをもとに、編年体式の職務経歴書の特徴、向いている人、書き方のポイント、実際の記載例までを詳しく解説します。これから職務経歴書を作成しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
「編年体式」とは、職歴を時系列順に記載するフォーマットのことです。
最も古い職歴から順に、もしくは最近の職歴から遡って記載するのが基本です。
以下のような方におすすめの形式です。
向いている人の特徴 | 理由 |
---|---|
職歴に一貫性がある | 会社や職種が似ていると、スムーズに流れが伝わる |
転職回数が少ない | シンプルに構成しやすく、読みやすい |
キャリアが長めで積み上げ型 | 成長や成果を時系列で伝えやすい |
アピールしたい経験が直近にある | 最新の実績を見せやすい |
職務経歴書
作成日:2024年3月28日
氏名:鈴木 花子
【職務要約】
営業職として約10年、法人営業および新規開拓に従事。食品業界とIT業界での営業経験があり、提案力・交渉力・顧客対応力を強みとしています。部下育成やチームマネジメントも経験し、目標達成に向けた組織づくりにも携わってきました。
【職務経歴】
■株式会社グリーンフーズ(2019年4月~現在)
雇用形態:正社員
職種:法人営業(主任)
<業務内容>
・業務用食品の提案営業(ホテル・飲食店向け)
・新規顧客開拓、展示会での商談対応
・取引先との価格交渉、納品調整
・後輩社員のOJT担当
<実績>
・2021年度 売上前年比120%達成(部内1位)
・新規契約数 2年連続トップ
■株式会社デジステップ(2013年4月~2019年3月)
雇用形態:正社員
職種:営業アシスタント → 法人営業
<業務内容>
・営業資料作成、顧客対応
・IT製品の提案営業(中小企業向け)
・受注・発注処理、売上管理
<実績>
・営業アシスタントとして上司の案件支援に貢献し、2016年に営業職へ昇進
・月間売上目標を常に達成(2017~2018年度)
【保有資格・スキル】
・日商簿記2級、TOEIC 700点
・Excel、PowerPoint、Salesforce使用経験あり
【自己PR】
営業活動においては「聞く力」を意識し、顧客の課題に合わせた提案を心がけてきました。数字だけでなく信頼関係の構築にも注力し、リピート率向上にも貢献しています。今後はチームリーダーとして、メンバー育成や組織全体の成果にも寄与していきたいと考えています。
注意点 | 解説 |
---|---|
職歴が多すぎると読みづらくなる | 5社以上ある場合は要約や工夫が必要 |
転職理由は原則書かない | 面接で説明できるよう準備するのがベター |
業務内容が似ている場合の差別化 | 役割や成果、担当エリアなどで変化を伝える |
▶ 一貫したキャリアや職歴がある人は編年体式がおすすめです。
一方で、プロジェクト単位で働くSEやクリエイター職などには、スキル別にまとめる「キャリア形式」も適しています。
▶ 正社員経験が少ない場合は記載してOK。ただし、応募職種と関連性がある内容だけを選んで記載しましょう。
「職務経歴書 編年体式」というキーワードが表すように、時系列で職務経験を整理するこの形式は、もっともスタンダードで採用担当者にも読みやすい構成です。
✅ 一貫したキャリアの流れを時系列で示せる
✅ 会社ごとの業務内容や成果を明確に伝えられる
✅ 見出し・フォーマットを整えることで読みやすさがアップ
✅ 数字・実績・スキルを要所に盛り込むと説得力が増す
職務経歴書に悩んでいるなら、まずは「編年体式」で組み立ててみましょう。あなたのこれまでの経験が、自然な流れで採用担当者に伝わる書類になります。