【職務経歴書 職歴多い】転職回数が多くても安心!書き方のコツ・見せ方・例文を徹底解説
✅ はじめに|「職歴が多い」と職務経歴書に不利?
転職回数が多い方や、短期間で職場を変えてきた方が職務経歴書を書く際、
- 「職歴が多すぎて書ききれない…」
- 「採用担当者にマイナスイメージを持たれないか心配」
- 「全部書くべき?それとも絞っていいの?」
と悩んでしまうことはありませんか?
結論から言えば、職歴が多いからといって、それだけで不利になるとは限りません。
重要なのは、**「なぜ転職したのか」そして「どんな経験を積み、何を活かせるか」を、職務経歴書で“わかりやすく伝えること”**です。
この記事では、職歴が多い方向けの職務経歴書の書き方のコツ、構成、見せ方、例文、NGポイント、採用担当者への印象を良くする工夫まで詳しく解説します。
✅ 職歴が多い人が職務経歴書で気をつけるべきポイント
🔸 転職回数=マイナスではない!
採用担当者は「職歴の多さ」よりも、以下のポイントをチェックしています:
チェックされる点 | 意図 |
---|---|
転職理由に一貫性があるか | キャリアアップのためか?職場環境が原因か? |
各職歴に成果や成長があるか | ただ在籍していただけでなく、経験値があるか |
今後の方向性が定まっているか | 長く働いてくれそうか、志望企業に合っているか |
📌 つまり、「過去の事実」よりも「現在の軸」や「未来の方向性」が重要です。
✅ 職歴が多いときの職務経歴書の構成方法
職歴が5社以上ある方や、短期間の在籍が多い方は、以下のような構成を意識しましょう。
✅ 1. 職務要約(キャリアの全体像を短くまとめる)
冒頭に「職務要約」を設け、転職歴の多さをポジティブに伝える導入文をつくります。
例:
営業職として10年間で5社を経験。いずれも法人営業に携わり、IT・広告・人材など異業種における提案型営業に従事。複数業界で得た柔軟な対応力と、顧客目線の提案力を活かし、いずれの企業でも売上目標達成に貢献。
✅ 2. 職務経歴(時系列で記載。ただし“要点を絞る”)
職歴が多い場合、すべてを詳細に書くと長くなりすぎます。
在籍期間 | 書き方の工夫 |
---|---|
長期在籍(2年以上) | 詳細に記載(職務内容・実績・役割など) |
短期在籍(半年以内) | 1行で簡潔に。理由を補足するか省略もOK |
例(短期職歴の省略例):
2022年4月~2022年9月 株式会社〇〇(退職理由:家庭の事情により転居)
✅ 3. 活かせるスキル・自己PR
複数の職場で得た知見・スキルを、まとめて整理しましょう。
- 共通して活かせるスキル(接客力・営業力・マネジメントなど)
- 環境適応力・柔軟性・コミュニケーション力
- 「今後はこの分野で長期的に働きたい」という方向性
✅ 職歴が多い人向けの職務経歴書の例文(営業職)
【職務要約】
営業職として10年間で5社に勤務。いずれも法人営業を中心に従事し、IT、広告、人材など幅広い業界において新規開拓・既存顧客対応を経験。業界を越えた知見と提案力を培い、売上目標達成や顧客満足度向上に貢献。変化に柔軟に対応する力が強みです。
【職務経歴】
■ 株式会社A(2014年4月~2018年3月)
職種:法人営業
業務内容:中小企業向けクラウドサービスの新規提案営業。年間売上1,000万円を達成。
■ 株式会社B(2018年4月~2020年6月)
職種:広告営業
業務内容:雑誌・Web広告の企画提案。編集部との連携による販促企画立案も担当。
■ 株式会社C(2020年7月~2020年12月)
※短期離職のため、簡略化
→ 契約社員として勤務。コロナ禍による事業縮小の影響で退職。
■ 株式会社D(2021年1月~2022年8月)
職種:人材営業
業務内容:求人広告の提案営業。クライアントとの面談を通じた採用課題のヒアリング・解決提案。
■ 株式会社E(2022年9月~現在)
職種:営業リーダー
業務内容:自社SaaSプロダクトの営業。チームマネジメント(4名)も兼務し、部内の売上成績向上に貢献。
【活かせるスキル・自己PR】
業界を越えて営業として成果を上げてきた経験から、さまざまな業種・商材への対応力を培いました。また、顧客目線の課題解決型提案や、関係構築を大切にしており、初対面でも信頼を得るコミュニケーション力に自信があります。今後は、培った経験をもとに、より専門性を深めながら、長期的なキャリア形成を目指しています。
✅ 採用担当者に「前向きな印象」を与えるポイント
工夫する点 | 期待される効果 |
---|---|
転職理由に納得感を持たせる | 「キャリアアップ」や「スキルの幅を広げるため」など明確に |
職歴をただの「数」で終わらせない | 「どんなことを学び、どう成長したか」に注目 |
最後に“今後の安定志向”を伝える | 「今後は腰を据えて成長したい」という意志を明記 |
✅ よくあるNGと改善例
NGパターン | 改善アドバイス |
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すべての職歴を詳細に書いて長文化 | → 2年以上を詳細に、1年未満は要点だけに |
転職理由を書かない | → 空白は不信感に。簡潔でOKなので説明を |
ネガティブな表現(人間関係、合わなかった等) | → ポジティブ・前向きに言い換える(「新たな環境で成長を目指した」など) |
✅ まとめ|職歴が多くても伝え方で“強み”になる!
✅ 職歴が多いことは“マイナス”ではなく“多様な経験”ととらえることが大切
✅ 職務要約でキャリア全体をポジティブに整理する
✅ 短期職歴は簡潔に。長く在籍した職歴をしっかり記載
✅ 応募企業への貢献意欲と、安定志向を伝えることで好印象に
📌 「職歴の多さ」は、“ストーリーの多さ”。
あなたのキャリアの変遷を、一貫性ある言葉で丁寧にまとめれば、それは必ず“価値ある経験”として伝わります。
自信を持って、あなたらしい職務経歴書を仕上げてください!💼📄✨