2025.03.20

職務経歴書における「活かせる経験」の書き方とポイント

keireki0530

Contents

1. はじめに
2. 「活かせる経験」を記載するメリット
3. 「活かせる経験」の記載方法とポイント
4. 「活かせる経験」の具体的な例文（職種別）
5. まとめ：職務経歴書における「活かせる経験」を的確に伝えよう！

1. はじめに

転職や就職活動で重要な職務経歴書には、「活かせる経験」を適切に記載することが求められます。

「活かせる経験」とは、これまでの職務経験やスキルの中で、応募先の企業・職種で役立つものを指します。ただ単に過去の業務を羅列するのではなく、どのように役立つのかを明確に伝えることが重要です。

本記事では、「活かせる経験」を職務経歴書に記載する際のポイントや、具体的な例文を紹介します。

2. 「活かせる経験」を記載するメリット

① 応募企業が求めるスキルとマッチさせやすい

採用担当者は、求職者の経験が自社でどのように役立つのかを重視します。過去の経験と応募職種の関連性を明確にすることで、選考通過率を高めることができます。

② 自分の強みを具体的に伝えられる

単なる職務内容の記述ではなく、「経験をどう活かせるのか」を明確にすると、強みが伝わりやすくなります。

③ 未経験職種でも転職しやすくなる

未経験の職種に応募する場合でも、過去のスキルを転用できることを示せば、即戦力として評価されやすくなります。

3. 「活かせる経験」の記載方法とポイント

「活かせる経験」を職務経歴書に記載する際は、以下のポイントを押さえましょう。

① 応募職種と関連するスキル・経験を記載する

応募企業の求めるスキルや業務内容を確認し、それに関連する経験を記載します。

📌 例：事務職から営業職へ転職する場合
✅ 事務職で培った「コミュニケーションスキル」を活かし、営業職で顧客対応に貢献できることを記載する。

② 過去の経験を「成果」や「貢献」と結びつける

「○○を担当しました」だけでなく、その業務を通じてどのような成果を出したか、どのように企業に貢献したかを記載すると説得力が増します。

📌 例：接客業から事務職へ転職する場合
❌ 「飲食店での接客業務を担当しました。」
✅ 「飲食店での接客業務を通じて、顧客対応力を磨き、クレーム対応や円滑なコミュニケーションを実現しました。この経験を活かし、事務職でも社内外の関係者とスムーズにやり取りできると考えています。」

③ 数値や具体的な事例を入れる

数値を入れることで、実績の説得力が増します。

📌 例：販売職での経験を活かして営業職へ応募する場合
❌ 「店舗での販売業務を担当しました。」
✅ 「店舗での販売業務を担当し、顧客ニーズに合わせた提案を行うことで、月間売上を前年比120%向上させました。この経験を活かし、営業職でも顧客の課題を的確に把握し、適切なソリューションを提案できると考えています。」

④ 「どのように活かせるか」を明確にする

「この経験を活かして、どのように貢献できるのか」を記載すると、より具体的なアピールになります。

📌 例：カスタマーサポート職から人事職への転職
✅ 「カスタマーサポートでの業務を通じて、お客様の要望や意見を的確にヒアリングし、解決策を提案してきました。この経験を活かし、人事部門においても、社員の声をしっかりと受け止め、働きやすい環境づくりに貢献できると考えています。」

4. 「活かせる経験」の具体的な例文（職種別）

① 営業職への転職（販売職の経験を活かす場合）

活かせる経験：販売業務での顧客対応・提案力

例文：
「販売職として、顧客一人ひとりのニーズに合わせた提案を行い、リピーター率を20%向上させました。この経験を活かし、営業職では顧客の課題を的確に把握し、最適な提案を行うことで、売上向上に貢献できると考えています。」

② 事務職への転職（接客業の経験を活かす場合）

活かせる経験：コミュニケーション力・マルチタスク能力

例文：
「飲食店での接客経験を通じて、複数の業務を同時にこなしながら、迅速かつ正確な対応を心がけてきました。また、クレーム対応を通じて、冷静に問題を解決するスキルを身につけました。この経験を活かし、事務職においても、マルチタスクを効率よくこなし、社内外の関係者と円滑なコミュニケーションを図りながら業務を遂行できると考えています。」