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履歴書の「前々職」の正しい書き方|記載のルールとアピールポイントを解説

keireki0530

はじめに

転職回数が多い方やキャリアの変遷がある方は、履歴書に**「前々職(2つ前の職歴)」を記載すべきか?** と悩むことがあるでしょう。

「前々職は履歴書に書くべき?」
「職歴が多い場合、どこまで書けばいい?」
「前々職を記載すると、印象が悪くなる?」

本記事では、履歴書に前々職を記載するべきケース、正しい書き方、効果的なアピール方法を詳しく解説します。


1. 履歴書に前々職を書く必要はあるのか?

① 前々職を履歴書に記載すべきケース

前々職を履歴書に記載するかどうかは、応募企業の採用担当者が知るべき情報かどうかによります。

記載したほうがよいケース

  • 職歴に一貫性があり、前々職の経験が応募職種に活かせる場合
    • 例:「現在の職種と前々職が同じ業界・職種で、経験をアピールできる」
  • 直前の職歴(前職)が短期間で終わっており、前々職が長期間の勤務だった場合
    • 例:「前職が半年で退職だが、前々職で5年以上の経験がある」
  • 転職回数が少なく、職歴をすべて書いても見やすい場合
    • 例:「新卒からの2社目が前々職で、重要な経験がある」

📌 前々職が応募企業にとって重要な経験であれば、記載するべき!


② 前々職を省略しても問題ないケース

一方で、前々職の記載が不要な場合もあります。

省略したほうがよいケース

  • 転職回数が多く、職歴欄が長くなりすぎる場合
    • 例:「3回以上転職していて、すべて書くと履歴書が見づらくなる」
  • 前職(直前の職歴)で十分な経験があり、前々職の記載が不要な場合
    • 例:「前職で応募職種に関連するスキルを習得している」
  • 前々職が応募職種と関係がない場合
    • 例:「異業種への転職で、前々職が関係ない職種だった」

📌 職歴が長くなりすぎると、読みづらくなるため、重要な情報だけを記載する!


2. 履歴書に前々職を記載する方法

① 基本の記載ルール

記載のポイント

  • 職歴欄に前々職を記載する場合、時系列で順番に書く
  • 企業名は正式名称で記載する
  • 入社・退職年月を正確に記載する
  • 業務内容を簡潔にまとめる

【例】(前々職を記載する履歴書の書き方)

【職歴】
2018年4月 株式会社〇〇 入社  
       営業部に配属され、法人向けソフトウェアの営業を担当  
       新規顧客開拓と既存顧客フォローを行い、前年比120%の売上達成  
2021年3月 一身上の都合により退職  

2021年4月 株式会社△△ 入社  
       営業部にて、主に海外市場向けの営業活動を担当  
2023年6月 一身上の都合により退職(現在に至る)

📌 前々職も簡潔に記載し、応募職種に関連する業務経験が伝わるようにする!


② 前々職をアピールしたい場合

前々職を強調する方法

  • 応募職種に活かせるスキルがある場合、業務内容を詳しく書く
  • 成果や実績を数字を用いて記載する
  • 前職よりも前々職の経験のほうが重要なら、職務経歴書で補足する

【例】(前々職をアピールする記入例)

【職歴】
2016年4月 株式会社〇〇 入社  
       ITシステムの法人営業を担当し、新規顧客獲得を年間30件達成  
       チームリーダーとして5名のメンバーを指導  
2020年3月 一身上の都合により退職  

2020年4月 株式会社△△ 入社  
       BtoBのソリューション営業を担当し、前年比150%の売上を達成  
       現在に至る(在職中)

📌 実績やスキルを強調し、前々職の経験が強みになるように記載する!


③ 前々職を職務経歴書に記載する方法

履歴書の職歴欄ではなく、職務経歴書で詳しく記載する方法もおすすめです。

職務経歴書に前々職を記載するメリット

  • 履歴書をシンプルにできる
  • 前職との違いや成長をアピールできる
  • 業務内容を詳しく説明できる

【例】(職務経歴書での記入例)

【職務経歴書】

■ 株式会社〇〇(2016年4月~2020年3月)
・法人向けITソリューション営業を担当
・新規顧客30社獲得し、売上増加に貢献
・チームリーダーとして、メンバーの営業スキル向上に貢献

■ 株式会社△△(2020年4月~現在)
・海外市場向けBtoB営業を担当
・前年比150%の売上を達成し、海外拡販プロジェクトに参加

📌 職務経歴書を活用すれば、前々職を詳しく記載しながら履歴書をスッキリさせられる!


3. 前々職を記載する際の注意点

① 転職回数が多い場合は厳選する

【NG例】(転職歴が多すぎて見づらい)

2015年4月 A社 入社  
2017年3月 B社 入社  
2018年5月 C社 入社  
2020年8月 D社 入社  
2022年4月 E社 入社(現在に至る)

【OK例】(重要な職歴のみ記載)

2018年5月 C社 入社  
2020年8月 D社 入社  
2022年4月 E社 入社(現在に至る)

📌 転職回数が多い場合は、特にアピールできる職歴を厳選して記載する!


4. まとめ

履歴書に前々職を記載するかどうかは、応募職種にとって重要な経験かどうかで判断しましょう。

前々職を記載すべきなのは、応募職種と関連する場合や、前職が短期間の場合
記載する場合は、簡潔にまとめつつ、実績やスキルをアピールする
転職回数が多い場合は、職務経歴書に詳しく書くことで、履歴書をスッキリさせる

履歴書を適切に記載し、効果的にキャリアをアピールしましょう!

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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