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転職回数が多い看護師こそ「キャリア式」で勝つ! 職歴を“経験値”に変える職務経歴書のテンプレートと書き方戦略

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「転職回数が多くて、職務経歴書の枚数が分厚くなってしまう」

「短期間で辞めた病院もあり、採用担当者に『飽きっぽい』と思われないか不安」

看護師としてキャリアを重ねる中で、ライフステージの変化やスキルアップのために転職を繰り返すことは珍しくありません。しかし、いざ職務経歴書を書こうとすると、「職歴の多さ」がデメリットに見えてしまい、筆が止まってしまう方が多くいます。

実は、転職回数が多い看護師さんが一般的な「時系列(編年体式)」のテンプレートを使うのは自殺行為です。

古い順にただ羅列するだけでは、採用担当者の目は「こんなに転職しているのか」という“回数”だけに向いてしまいます。

転職回数が多い方が使うべきは、**「キャリア式(職能別)」**と呼ばれるテンプレート構成です。

本記事では、職歴の多さを「豊富な経験値」や「適応能力」というポジティブな要素に変換し、書類選考を突破するための書き方とテンプレートを紹介します。


1.なぜ「普通のテンプレート」だと落ちるのか?

市販やネットでダウンロードできる一般的な職務経歴書は、基本的に「時系列」で書くように作られています。

転職回数が5回、6回とある方がこれを使うと、以下のデメリットが発生します。

  1. 「辞めた事実」が目立つ退職の文字が何度も並ぶことで、ネガティブな印象が強調されます。
  2. 重要なスキルが埋もれる「どの病院で何を学んだか」が分散してしまい、あなたの看護師としての強み(専門性)が一目で伝わりません。
  3. 読みづらい枚数が多くなり、採用担当者が途中で読むのをやめてしまうリスクがあります。

これを防ぐために、「病院ごと」ではなく「経験分野ごと」にまとめる書き方にシフトチェンジしましょう。


2.職歴が多い看護師専用「キャリア式」テンプレートの構成案

職歴を時系列でダラダラ書くのではなく、**「経験した領域」**でグルーピングします。

これにより、転職回数の多さが「多様な経験の蓄積」として見えてきます。

構成のイメージ

【職務要約】

看護師として◯年の経験があります。急性期病棟での周術期管理を中心に、回復期リハビリテーション、訪問看護と、患者様の回復過程に沿った幅広い看護領域に従事してまいりました。

【業務内容(キャリア式)】

■ 領域1:周術期・急性期看護(経験通算:5年)

  • A総合病院(20xx年〜20xx年)、B大学病院(20xx年〜20xx年)
    • 【担当業務】
      • 外科、整形外科病棟における術前術後管理
      • 緊急入院、急変対応(月平均〇件)
      • ドレーン管理、人工呼吸器管理

■ 領域2:在宅・地域医療(経験通算:3年)

  • C訪問看護ステーション(20xx年〜20xx年)、Dクリニック(20xx年〜現在)
    • 【担当業務】
      • 在宅における医療処置(褥瘡ケア、インスリン管理など)
      • 看取りケア、家族グリーフケア
      • 多職種連携、退院調整カンファレンスへの参加

【略歴】 ※ここで時系列を簡単に補足

  • 20xx年 A総合病院 入職
  • 20xx年 B大学病院 入職
  • (以下、入退職のみを簡潔に記載)

このテンプレートのメリット

採用担当者は、あなたが「どこの病院にいたか」よりも**「何ができるか」**を知りたがっています。

この書き方なら、「急性期も在宅もできるハイブリッドな人材」としてアピールでき、転職回数の多さが気にならなくなります。


3.職歴の多さを「強み」に変える自己PR例文

テンプレートで見た目を整えたら、次は中身(自己PR)で説得力を持たせます。

多くの職場を経験したことは、**「適応能力」と「広い視野」**があることの証明です。決して恥じることではありません。

パターンA:人間関係や環境を変えるための転職が多かった場合

アピールポイント:適応力・即戦力

【自己PR:環境適応力と即戦力】

「私はこれまで、急性期から慢性期、クリニックまで多様な医療現場を経験してまいりました。

異なる機能を持つ病院や、やり方の違う組織に身を置くことで、**『新しい環境に即座に適応する柔軟性』と『前のやり方に固執しない素直さ』**を身につけました。

どのような現場でも、初日から円滑にチームに溶け込み、即戦力として貢献できる適応力には自信があります。」

パターンB:スキルアップのために転職を重ねた場合

アピールポイント:多角的な視点・看護観の醸成

【自己PR:多角的な視点と看護観】

「一つの専門分野を深めるだけでなく、患者様が辿る『急性期〜回復期〜在宅』という全てのフェーズを経験したいと考え、計画的にキャリアを積んでまいりました。

複数の施設形態を経験したことで、**『退院後の生活を見据えた急性期ケア』や『病院側の事情を理解した在宅連携』**など、点の看護ではなく線の看護を実践できる視点を持てたことが私の最大の強みです。」


4.「短期離職」がある場合の隠し方・見せ方

「3ヶ月で辞めてしまった病院がある…」

このような短期離職の経歴がある場合、職務経歴書での扱いに迷うと思います。

職務経歴書では「省略」または「合算」が可能

履歴書(公的な書類)には全ての入退職を書く義務がありますが、職務経歴書(自己PRツール)は、自分のスキルをプレゼンする資料です。

そのため、3ヶ月未満でスキル習得に至らなかった職歴については、詳細を書かずに「略歴」部分に留める、あるいは**「その他、〇〇病院にて勤務」**と簡素化しても問題ありません。

※ただし、面接で聞かれた際には嘘をつかず、「ミスマッチがありましたが、早期に見切りをつけ次のキャリアへ進みました」と前向きに答えましょう。


5.まとめ:職歴は「数」ではなく「見せ方」で決まる

転職回数が多い看護師さんは、つい「すみません、職歴が多くて…」と卑屈になってしまいがちです。

しかし、採用担当者が見ているのは、過去の回数ではなく**「これからの貢献度」**です。

  1. 「時系列」ではなく「キャリア式(分野別)」のテンプレートを使う。
  2. 転職の多さを「適応力」「多角的な視点」としてPRする。
  3. それぞれの転職に「一貫した軸」があったようにストーリーを作る。

この3つを意識して職務経歴書を作成すれば、あなたの分厚い職歴書は、ネガティブな履歴の羅列から、頼もしい**「経験のカタログ」**へと生まれ変わります。

堂々と、あなたの豊富な経験をアピールしてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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