営業事務の職務経歴書で書類選考を突破する職務要約の書き方とパターン別例文集
営業事務は一般事務に比べて求人数が安定しており専門性も評価されやすい職種ですが、その分だけ即戦力を求める企業が多く書類選考のハードルは決して低くありません。採用担当者は数多くの応募書類を見る中で、冒頭の職務要約を読んでその後の詳細を読むかどうかを判断しています。単に受発注をしていましたと書くだけでは、あなたの本当の実力や営業担当者を支えるサポート力は伝わりません。ここでは営業事務への転職を目指す方が書類選考を通過するために知っておくべき職務要約の書き方のポイントと、経験や強みに合わせた具体的な例文を紹介します。
営業事務の採用担当者が職務要約で重視する3つのポイント
営業事務の採用において企業が求めているのは、営業担当者が売上を作る活動に専念できるよう黒子として支えるサポート力です。採用担当者は職務要約を通じて以下の3点を確認しています。
- サポート力と先回りする意識言われたことだけをやる事務ではなく、営業担当者の動きを予測して資料を準備したり、不在時の顧客対応を臨機応変に行ったりする能動的なサポート姿勢があるかを見ています。
- 正確かつスピーディーな事務処理能力見積書や請求書、受発注データなど、お金や納期に関わる重要な数字を扱います。ミスが許されないプレッシャーの中で、いかに正確かつ迅速に処理できるかという実務能力を確認します。
- 社外対応を含むコミュニケーション能力営業事務は顧客(取引先)と直接やり取りをする機会が多い職種です。会社の顔として失礼のない電話対応やメール対応ができるか、また納期調整などで波風を立てずに交渉する調整力があるかが評価されます。
職務要約の最適な文字数と構成テクニック
職務要約の適切な文字数は200文字から300文字程度です。採用担当者が30秒程度で読み切れる分量にまとめるのが理想的です。以下の3つの要素を組み込むことで読みやすく説得力のある要約になります。
- 誰に(どこで):勤務した業界、営業担当者の人数、担当顧客数。
- 何を(業務):受発注、納期管理、請求業務、顧客対応。
- どうやって(実績):業務効率化の工夫、ミス削減の取り組み、PCスキル。
【経験者・基本】サポート力と実務幅をアピールする例文
営業事務としての経験がある場合は、担当していた営業担当者の人数や具体的な業務範囲を明記し、幅広く対応できる即戦力であることをアピールします。
例文
専門商社の営業事務として5年間勤務し、営業担当者8名のサポート業務および受発注管理に従事してまいりました。
見積書作成から受注入力、納期調整、請求書発行までの一連の業務を担当し、月間平均300件の受注を正確に処理しました。営業担当者が外出している際は、顧客からの問い合わせに一次対応し、急ぎの案件については在庫を確認して即答するなど、ビジネスチャンスを逃さないよう能動的に行動しました。これまでの経験で培った正確な事務処理能力と、状況を判断して動くサポート力を活かし、貴社の営業部門の円滑な運営に貢献したいと考えています。
【効率化重視】PCスキルと改善実績をアピールする例文
エクセルなどのPCスキルに自信がある場合は、具体的なスキルレベル(関数やマクロなど)と、それによってどれくらい業務を効率化したかという実績をアピールします。
例文
メーカーの営業管理部にて4年間、受発注業務および売上データ管理に従事してまいりました。
日々の受発注業務に加え、エクセルのピボットテーブルやブイルックアップ関数を活用した売上集計フォーマットを作成し、会議資料の作成時間を月間5時間短縮しました。また、入力ミスを防ぐために入力規則を設定するなど、チーム全体の業務品質向上にも取り組みました。単なる事務処理にとどまらず、ITスキルを活かして業務フローを改善することを得意としています。貴社においても効率化の視点を持って業務に取り組み、生産性向上に貢献します。
【調整力重視】顧客対応と折衝力をアピールする例文
納期調整やクレーム対応などの経験が豊富な場合は、社内外との調整力や、厳しい局面でも信頼関係を維持できるコミュニケーション能力をアピールします。
例文
建設資材メーカーにて6年間、営業事務として受発注およびデリバリー調整業務に従事してまいりました。
工場と顧客の間に立ち、急な納期変更や在庫不足の際の調整業務を日常的に行いました。無理な要望に対しても単に断るのではなく、代替案を提示することで顧客の納得を得る調整力を磨いてまいりました。また、電話応対においては明るく丁寧な対応を心がけ、顧客から名指しで感謝の言葉をいただくこともありました。この対人スキルと調整力を活かし、貴社の営業担当者と顧客の架け橋として信頼される事務を目指します。
【未経験・営業職から】顧客視点と事務適性をアピールする例文
営業職から営業事務へキャリアチェンジする場合は、営業の気持ちが分かることや、営業時代に行っていた事務処理の経験をアピールします。
例文
人材サービス会社にて3年間、法人営業として新規開拓および既存顧客のフォローに従事してまいりました。
顧客への提案活動と並行して、契約書作成や求人票の入力業務、売上管理なども正確に行ってまいりました。営業活動を通じて、営業担当者が事務スタッフに何を求めているかを肌で感じており、先回りしたサポートができると確信しています。また、エクセルを使用した顧客リストの管理も得意としており、PC操作に不安はありません。営業で培った顧客視点とコミュニケーション能力を活かし、今後はサポート役として貴社の売上拡大に貢献したいと考えています。
営業事務の職務要約を書く際の注意点
営業事務の職務要約を書く際によくある失敗として、単に「事務作業を行いました」と受動的な表現になってしまうことが挙げられます。営業事務は「事務」であると同時に「営業チームの一員」です。「営業担当者が売り上げを作るために何をしたか」「顧客の満足度を下げないためにどう動いたか」という能動的なアクションを書くことが重要です。また、使用できる基幹システム名(SAP、奉行シリーズなど)や、エクセルの具体的なスキルを書くことで、採用担当者が教育コストのかからない人材だと判断しやすくなります。





